2015年01月04日

何回でも読みたくなる本

ずっと暖房機の管理人だった静かなお正月も今日で終わり。オーバーホール完了と言いたいところですが、微妙。歳のせいか・・・ ところで、あなたには何回でも読みたくなる本ってありますか? 私にはそんな本が1冊だけあります。それがこちら↓↓↓

何回でも読みたくなる本

夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル (著) 池田 香代子 (翻訳)


ユダヤ人精神分析学者が自らのナチス強制収容所体験をつづった本です。初版は1956年。著者は悪名高いアウシュビッツに収容され、想像も及ばない苛酷な環境を生き抜き、ついには解放されます。が、家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だった・・・ なぜ、この本が今の時代まで読み継がれているのか? それはこの本がただの体験記ではなく、究極の人間分析だからです。この本で私はたくさんのことを学びました。たとえば・・・

① 人間とは「慣れる」生きものだということ。

② 起こる出来事に意味はなく、大事なことはそれをどう解釈するかということ。

③ 感動するモノやコトがなくなったのではなく、感動する心がなくなったということ。

今回はその中で③をシェアしたいと思います。

(以下、本文より抜粋)
「ある夕べ。私たちが労働で死ぬほど疲れて、スープの椀を手に、居住棟のむき出しの上の床にへたりこんでいた時、突然、仲間が飛び込んで、疲れていようが寒かろうがとにかく点呼場に出てこい、と急き立てられた。太陽が沈んでいくさまを見逃させまいという、ただそれだけのために」

くわえて。昔の日本人は「感動」という言葉の代わりに大和言葉を使っていました。

ぐっと来たなら、「胸を迫る」
ずしんと来たなら、「胸を打つ」
じわじわ来たなら、「胸にしみる」

日本人は繊細です・・・

まだ、読みたかったのに・・・
サクラの待合スペースには、いつも単行本が10冊程度おいてあります。タイトルをひかえる方や借りていかれる方、はてはここの本を読みたくてカットに来たという方まで・・・ ぜひ、あなたも手に取ってみて下さい。本年もよろしくお願いいたします。


カット専門店サクラのくわしい情報はこちらから・・・



Posted by 小林史人 at 06:00│Comments(0)人生いろいろ
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
何回でも読みたくなる本
    コメント(0)