2015年02月07日

結局、どっちなの!?

結局、どっちなの!?

最近、タレントの中村アンさんがTV番組の中で、3日ほど髪を洗っていないことを告白。芸能人は当然のように毎日髪を洗っているイメージがあるので、この発言がネットで反響を呼んでいるそうです。で、ちょっと調べてみたら、意外にも髪を毎日洗わないという人は多い。中村アンさんと同じく、モデルの長谷川潤さんや、美容のカリスマといわれる君島十和子さん、海外セレブのハリウッド女優の中にも毎日は洗わないと明言している人たちもいます。じつは、この問題、専門家の中でも意見が分かれているところ。

たとえば、毎日髪を洗うことにより、頭皮の皮脂が奪われてしまうことに。一度奪われた皮脂が再び頭皮を潤すまでには、個人差や季節性はあるものの、2,3日かかるといわれていいます。そのため、シャンプー剤によって奪われた皮脂を補おうと、身体は大量の皮脂を分泌するという作業を繰り返し、結果、皮脂腺が増大してしまい、かえって頭皮が脂ぽくなるという意見があります。

一方で、皮脂は空気に触れると酸化して固まります。固まると毛穴を塞ぎ、髪の成長に悪影響を及ぼし、結果、抜け毛の原因になります。また、フケに悩んでいる人が髪を洗わなければ、フケが悪化してしまう恐れもあります。育毛という面では、髪は頻繁に洗ったほうがよいという意見があります。

結局、どっちなの!? と言いたくなりますが、結論は、それは個人によって違ってくるというのが正解だと思います。ポイントとなるのは皮脂の量。これは個人差があります。年齢・性別も関係してきます。皮脂は、なさ過ぎても、あり過ぎても×。これは各個人で調整するしかありません。

で、もっと重要なことがあります。この問題、そもそも髪を洗う回数は、それほど重要ではありません。理由は↑のとおり。それよりも、髪を何で洗うかが重要です。現代人は当たり前のようにシャンプー剤を使って髪を洗っています。いますが、このシャンプー剤がくせもの。シャンプー剤には、洗浄力の高い合成界面活性剤がとても多く含まれています。洗いすぎると余分な皮脂や角質といった物以外にも、頭皮上のタンパク質をも溶かし、乾燥を招くこともあります。そして、頭皮が乾燥しすぎた結果、薄毛になったり危険性もあります。特に日本人は欧米人に比べて皮脂の分泌も少なく、洗髪後、2,3日目ぐらいの髪が、自然にほんの少し油が出て一番綺麗なタイミングともいわれています。また、髪の汚れの70%はチリやホコリ。これは水やぬるま湯で洗い流せます。残りの30%が脂汚れ。これは合成のシャンプー剤を使わなければ落ちません。つまり、シャンプー剤は、食器洗剤や洗濯洗剤と同じように、洗剤だということです。だから、必要最低限にしないと副作用のほうが高くなる・・・

アメリカでは数年前から、シャンプー剤を使わないという「ノー・プー」という用語があるぐらいです。方法としては「コンディショナーだけを使って髪を洗う」「水やぬるま湯だけで洗う」「重曹とレモン汁(またはアップルサイダービネガー)を使う」など、方法はさまざま。が、いずれも共通しているのは、洗わないのではなく、「シャンプー剤を使わない」ということです。仮にシャンプー剤を使うにしても、薄めて使うなど工夫をしているといいます。また、そもそもこうした取り組みをしていない人でも、アメリカやヨーロッパの女性は、髪を洗うのは2~3日に1回程度に抑え、ドライシャンプーで余分な皮脂を拭き取ることが一般的といわれています。

くわえて、髪を洗うといいますが、厳密には、洗わなければいけないのは、髪ではなく頭皮です。頭皮の汚れを取る。頭皮をもみ洗いする。これが髪を洗う目的です。

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Posted by 小林史人 at 08:00│Comments(0)人生いろいろ
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