2017年08月12日

この紋所が目に入らぬか!

この紋所が目に入らぬか!

「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです」

これは、女優の山口智子さんが、去年、雑誌のインタビューで答えていたもの。もちろん大反響だった。子供がいない理由は、大きく分けて3つある。①子供を作らないと積極的に決めた人たち。②欲しくないわけではなかったが、結果として授からなかった人たち。③子供が欲しくて不妊治療をしたにもかかわらずできなかった人たち。その中で世間は、①のような人たちには、間違いなく冷たい。そもそも、この問題、すでに社会問題になっている。そう、少子化という問題だ。だから、水戸黄門の印籠と錦の御旗を持っているのは、当然のことながら子育てをしている人たちだ。この印籠と御旗を大きく掲げられて、「社会の未来作りに参加していない」「未来の納税者作りに貢献していない」と言われたら、子供がいない人たちに返す言葉は何も残っていない。

で、この延長線上に、「子供がいる人は、幸せ」「子供がいない人は、不幸」という発想がある。しかし、これが結構、眉唾物だ。アメリカのプリンストン大学とストーニーブルック大学の共同研究では、「子供の有無で幸福度に差はない」という結果が出ている。さらにイギリスのオープン大学の研究では、「夫婦関係の満足度は、子供がいない夫婦のほうが、子供がいる夫婦よりも高い」という結果が出ている。子供というのは、結局、親の思い通りには育たない。(我が家だけか…)最新の発達心理学などでは、「子供がどんな人格に育ち、どんな才能を育むかは、遺伝と幼少期からの友人関係で決まり、子育て自体は意味がない」という見方もある。きっと、自分の期待通りに子供が育てば、幸福度は上がり、でなければ、子育てのためのストレスだけが残り、産んだことを後悔するのだろう。

確かに、子供がいないから味わえる幸せとか、子供がいないから可能な社会貢献はあるだろう。何より、自分自身の人生の自由度が大きく広がる。そして、自分のために生きられる。ただ、自分のために生きるって、結構、それはそれで大変だ。子供のためには頑張れたことも、自分のためなら、まっ、いいかって甘くなったり、あきらめたり。で、山口智子さんはインタビューでこうも言っている。「私は特殊な育ち方をしているので、血の繋がりを全く信用していません。私はずっと親というものになりたくないと思って育ったので…」と。個人的には、子供をつくることは生理的なこと、つまり選ぶとか決めるとかを超えたところにあるものだと思っていたが、どうやら、そうではないらしい。だとしたら、人間が、少しずつ、生きものから離れていくような感じがするが…

追伸

中島敦(小説家・山月記より)曰く、

「理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、理由も分からずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ」

きっと誰もが、世の中は理不尽なものだと思いながらも、自分の人生だけには意味がある、理由があると、悩み苦しんでいるのではないでしょうか。まずは自分だけの「ものさし」を見つけることです。そして、「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」という言葉どおり、人生は長いようで、じつは短い。特に仕事は、何事かを為すためにあります。悲しいかな、それは限られた時間との戦いでもあります。時間を無駄にしたくないあなたへ朗報です。えり足は大丈夫ですか? 品よくとは、身なりを整えることです。まずはえり足から。えり足はヘアスタイルの輪郭です。この部分を調整するだけでヘアスタイルが蘇ります。月に1度、えり足を整えましょう。カット1000円のサクラなら毎月カットができます!


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Posted by 小林史人 at 10:00│Comments(0)人生いろいろ
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