2012年10月13日
ご縁に感謝

ある年配の男性曰く・・・
「親父が建築関係の仕事をしていて、それで満州に。自分は満州で生まれて、小学校4年の時に終戦を迎えたんだ。親父はとっくに兵隊に取られていて行方知れず・・・ そん時は、さすがにもうダメだと思ったよ。でもなあ、母親が強い人で、とにかく南へ南へ行こうと言うんだ。それで海を目指したんだ。日本に帰るために。運も味方してね。親父が満州で建築の仕事を地元の中国人の人たちとしていて。それで、前に世話になったからと言って、その人たちが船まで融通してくれたんだ。本当なら殺されても当たり前。何も言えない時代だった。それから、日本に帰って来てから交通事故や仕事現場での転落。2度くらい死にかかったよ。けど、両足にボルト入れて、足ひきづってはいるけど、まだこれでも生きてるんだから、やっぱり運がいいとしか言えないね。(笑)」
Posted by 小林史人 at 23:00│Comments(0)