2012年09月27日
人はそれを奇跡と呼びます

人は何か大きな偶然に出会うとそれを奇跡と呼びます。でも本当にそうでしょうか。じつは何も起こらないということもそれと同じくらい、奇跡と言えるのではないでしょか。なぜなら、一秒先のことは誰にもわからないのですから・・・
少なからず、自分たちは誰かとつき合いながら交わりながら毎日を生きています。それはその相手のとった行動や喋った言葉に自分が反応し、そして自分も同じように相手を反応させているということです。つまりはキャッチボール。でもそれは一対一ではありません。その相手も自分と同じように、自分以外の誰かとキャッチボールをしているのです。自分の全く知らない所で・・・ だから自分に返ってくるボールは、自分の全く知らない誰かの影響を受けている。そうやって考えていくと、自覚はありませんが人はみな意識というネットワークでつながっているとは考えられないでしょうか。だから今日一日何もなかった、平凡な一日だったというのは、それだけで十分奇跡に近いことなのです。
自分が望むと望まないとに関わらず、もし自分の知らない人が知らない所で何かを起こしたら、それはまわりまわって自分の朝の出勤を5分遅らせることになるかもしれません。そしてそのために交通事故に遭うかもしれないのです。もし自分の知らない人が知らない所で何かを言ったら、それはまわりまわって自分の仕事のミスにつながるかもしれません。そしてそのために相手に多大な損害を与えることになるかもしれないのです。だから退屈だ、つまらないと思った日でもそれだけで十分奇跡に近いことなのです。
Posted by 小林史人 at
08:00
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