2014年09月27日

個性は真似からしか生まれない


個性とは・・・page8

もがく・・・ もし社会の中でそれが意図的にできるとしたら、それは「真似する」ことです。師匠と弟子のように。弟子はまず徹底的に師匠の真似をさせられます。とにかく同じようにやれと。その環境の中で必死に生き延びようともがきます。もがきますが。それでも師匠と同じにはならない。どこかがどうしても違ってくる。その違いこそが、師匠の個性であり、弟子の個性。つまり、個性は真似からしか生まれない。生まれないのですが、ここである問題が。そう、今は真似する人・真似したい人がいない・・・ どの業界にも職人と呼ばれる人がいなくなってしまった。じつはこの問題。本当は若者でなく、世間(大人)のほうに原因があるのでは?

最後に。養老孟司氏曰く、「自分がどこまでできるか、できないかについて迷いが生じるのは当然である。運に左右されるところもあるし、賭けになってしまう部分もある。何かにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、という事を繰り返す事になる。しかし、そうやって自分で育ててきた感覚のことを自信という」
  

Posted by 小林史人 at 00:00Comments(0)