2012年10月10日
シャンプー剤の選び方

シャンプー剤の良し悪しは、界面活性剤(洗浄成分)で決まると言っても過言ではありません。
シャンプーボトルの裏面をご覧下さい。シャンプー剤に使用されているすべての成分が、使用量の多い順に表示されています。おおまかに、70%が水。20~30%が界面活性剤(洗浄成分)。残りの数%が防腐剤・香料・コーティング剤・保湿剤などです。シャンプーは水と界面活性剤でそのほとんどを構成しています。
以下が代表的な界面活性剤です。
硫酸系洗浄剤
ラウリル硫酸Naなど成分名に硫酸の入るものです。高級アルコールを原料とした洗浄剤で、一般に広く使われています。洗浄力が大変強い・原価が安い・生分解性が悪いなどの特徴があり、魚などへの毒性など、環境悪化の可能性を指摘されています。また高級アルコールの高級は、成分表記の低級、中級、高級の分類上の高級というだけで良い意味ではないのでご注意を。
アミノ酸系洗浄剤
アミノ酸から作られた洗浄剤です。髪と同じアミノ酸なので、髪に対し保湿効果などがある・洗浄力が穏やか・低刺激などの特徴があります。 しっとり仕上がるものからさっぱりふんわり仕上がるものまで数種類あります。
ベタイン系洗浄剤
天然成分から作られた洗浄剤です。適度な洗浄力で低刺激なため、ベビー用の製品によく使われます。髪の毛に対しても柔軟効果などがあります。
グルコシド系洗浄剤
グルコースという糖から作られた洗浄剤です。洗浄力が穏やか・低刺激・安全性も高い・泡立ちがよいなどの特徴があります。
たんぱく質系洗浄剤
シルクやコラーゲンなどのたんぱく質からできた洗浄剤です。髪の毛もタンパクからできているので髪に対してダメージケア効果があります。またトリートメントしながら洗える・洗浄力が穏やかなどの特徴があります。
この中で1つ問題な界面活性剤があります。そうです、硫酸系洗浄剤です。問題点は、洗浄力が過度に強い・髪や頭皮の水分油分を奪いすぎる・刺激が強い・生分解性が悪く環境に悪いなどです。そのため、保湿効果がない・乾燥しがち・パサパサになりがち・カラーの色落ちが早い・フケやかゆみを伴うなどが髪の症状としてあらわれる可能性が高いです。さらに頭皮から吸収され体の内部にまで悪影響を与えると指摘する専門家もいます。最近女性を中心に、若い人の薄毛が増えてきたといわれていますが、この洗浄剤が原因とも言われています。できれば、硫酸とついている界面活性剤(洗浄成分)は避けることをおすすめします。
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Posted by 小林史人 at
20:00
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