2012年11月08日
仕事は我慢するもの?

業種によって、仕事環境に差があります。
先日、厚生労働省は、若者が入社してから3年以内に辞める離職率を、業種別や規模別に初めて公表しました。2009年3月に大学を卒業して就職した43万人のうち、28.8%にあたる12万人が3年以内に辞めていたそうです。
業種別では、学習塾など教育・学習支援や宿泊・飲食サービスで、半数近くが辞めていました。政府が雇用の受け皿として力を入れている医療・福祉も離職率が4割に。いずれも、長時間労働や賃金が低いといったことが理由に挙げられています。一方、電気・ガス・水道や製造では離職率が平均を大きく下回ったそうです。詳しくは、こちらから。
業種によって離職率に差が出てしまうのは、業種のシステムに問題があるのは明らか。この部分は国が積極的に検討すべき課題だと思います。ただ、個人レベルで、辞められない理由よりも辞めたい理由が多く挙がるのは、仕事を選べる自由がまだ残っているからではないでしょうか。
Posted by 小林史人 at
23:00
│Comments(0)