2012年11月11日

次の一歩を踏み出すための本



「つらいから青春だ」
キム・ナンド 著 吉原育子 訳


若い世代に向けたメッセージ、そしてエールに心打たれます。自己啓発本にみられるような抽象的な表現ではなく、今の若者の悩みに真正面から答えてくれています。しかも現場の大学教授らしく、時に論理的に。時に情熱的に。人生の具体的なその指針は、幅広い世代の方に、新しい気づきを与えてくれる一冊ではないでしょうか。

(以下、本文より抜粋)

学校では怠惰ななかに忙しさがある。生活は多少まのびしているが、かわりに自分の人生をどうしていくか、いつも忙しく考え続けられる。だが、社会では忙しさのなかに怠惰がある。一日一日の日常がとても忙しければ、それを処理するのに時間と情熱を使いきってしまい、自分を批判的にふりかえることには怠惰になる。
  

Posted by 小林史人 at 02:00Comments(0)